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一方、利用拠点の整備も重要である。見学者や支援グループの活動拠点となり、また様々な催しなどを行う拠点として、建物と広場をセットで整備することは是非とも必要なことである。広場の候補地として降旗○○宅付近などが考えられよう。
○ビューポイントの整備
広場の整備と関連して、建物群を見せる視点(絵になる景観ポイント、写真撮影のポイント等)の確保も重要である。そのポイントからの景観(見え方)を中心とした修景も検討しなければならない。(写真-10)
また、集落全体を眺望できる視点場(展望台)の整備も重要で、民家と周囲の耕地や森林が一体化した眺めが得られる展望台を整備する必要がある。候補地として、西沢宅西方の台地上や、東側の棚田付近などが考えられる。(写真-11)
○歩道の整備
「青鬼堰」の岩盤に刻まれた工事の偉業や周辺の優れた自然環境を見学し探勝する歩道を整備したい。また、この青鬼沢に沿っては岩戸山東側の鞍部を越えて日本海側に抜ける旧ルートの1つにもあたっており、また岩戸山は数々の民話の対象となっている。こうした歴史・民俗と自然の学習の場として、青鬼沢から岩戸山を周遊するルートを設定するのも1つの方法であろう。水路沿いの道は片側が崖になっていて一部危険な場所もあるので、整備にあたっては安全対策も必要である。
その他、集落内外の道路も、車が走る部分と歩行者が中心となる部分を区分し、歩行者ルートや拠点となる広場はダスト舗装にするなど、足にやさしい路面づくりや、積極的な修景を施したい。
○修景・整備
地区全体の景観の質を向上させるために以下のような修景を行う必要がある。
・青鬼神社の参道および入り口付近の整備。(写真-12)
・屋敷周りや道路沿いのコンクリート擁壁、コンクリート二次製品等による擁壁を自然石の石積みに。
・青鬼堰の補修部会をコンクリート二次製品ではなく自然石護岸に。(写真-13)
・U字溝やコンクリート護岸を自然石積み護岸に。
・湧水の護岸を石積みに。
・「桂の清水」付近の修景(スギ人工林の伐開)。
・民家周辺の花による美化修景(できれば地場産または自然風の草花で)。(写真-14)
・農業資材、工事資材などの整理整頓。
・屋根や外壁のカラー鉄板、工事用シートなどの色彩が景観を損なっている例が目立つので、細かな配慮をしたい。(一般に青系の色彩は自然景観に調和しにくい。何を「図」とすべきか、「地」の景観づくりを検討すべき)
・コンクリート電柱(やや明度が高すぎ)。
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